旅のスタートは新潟港🚢
新潟駅からバスで約20分🚌
新潟港の佐渡汽船乗り場に到着!

佐渡島に行く手段は、カーフェリーとジェットフィルがありますが、今回はリーズナブルかつ船揺れが緩やかなカーフェリーを選択🚢

このタイムスケジュールだと12時には佐渡島に到着できます!
•東京駅 6時8分発(とき301号)→新潟駅 8時10分着
•8時25分発(新潟交通)→新潟港 8時42分着
•9時25分発(佐渡汽船 おけさ丸)→両津港 11時55分着

船内の様子
船内に一歩足を踏み入れると、長時間の航海でも快適に過ごせる工夫が随所に感じられます。
広々とした客室には、リクライニングシートや絨毯敷きの自由席スペースがあり、のんびり横になりながら移動することも可能です。

海を眺めたい方には展望デッキや窓側のシートがぴったりで、天気が良ければ佐渡島が少しずつ近づいてくる様子を眺められます。

船内には売店もあり、佐渡の特産品や軽食、お土産を購入できます。さらに食堂やカフェでは、船旅らしいカレーやうどんなどのメニューを楽しむこともでき、小腹が空いた時にとても便利です。

カモメさんのお見送り
新潟港を出港する際には多くのカモメさんがフェリー周辺に現れて船出を見送ってくれます。船内の売店ではかっぱえびせんが売られており、カモメさんにあげると喜びます(笑)

佐渡汽船のHPはコチラ💁

オススメ絶景&名所① 世界遺産の佐渡金山
佐渡島の観光といえば、やはり外せないのが「佐渡金山」。江戸時代から昭和にかけて日本最大規模の金山として栄え、世界文化遺産にもなっている注目スポットです。

現在は観光施設として整備されており、坑道の見学コースや展示資料を通して、当時の採掘の様子や労働の厳しさを知ることができます。
見学コースは江戸時代の採掘風景と明治以降の採掘風景の2コースあり、まずは江戸時代の人力手掘りコースからスタート!
※見学時間は2コース合わせて60分〜90分くらいです。見学料は大人1人あたり1,500円。坑道内は夏でも寒いので、寒さに弱い人は上着を持参することをオススメ。

江戸時代コース(宗太夫坑)
江戸時代コースで特に人気なのが、蝋人形によって再現された坑道内の採掘風景。

暗くひんやりとした坑内を歩くと、400年以上前の鉱夫たちの息遣いが聞こえてくるようです。

明治時代コース(道遊坑)
時代が進み、西洋の技術が導入されると、金山の採掘は大きく変わりました。その姿を伝えているのが「道遊坑」です。
ここでは、蒸気機関や機械を使って掘り進められた近代化以降の坑道を見ることができます。

江戸時代の宗太夫坑と比べると通路も広く、岩肌にはドリル跡がはっきりと残っていて、採掘方法の進化が一目でわかります。
金鉱石を運び出すために使われていた「トロッコ」の跡地も見学ルートの一部になっています。レールが残された坑道を歩くと、かつて鉱石を積んだトロッコがガタゴトと走っていた音が聞こえてくるようです。

坑道内での重労働を支えた重要なインフラであり、現代の私たちにとっては産業遺産としての価値を感じさせてくれます。鉄の匂いが残るレールや積み出しの跡を眺めると、当時の作業風景を想像してワクワクします。

道遊の割戸
また、坑道の外には「道遊の割戸(どうゆうのわれと)」と呼ばれる巨大な岩の裂け目があり、金脈を追い求めて山そのものを掘り割った迫力ある光景を間近で見ることができます。

佐渡の豊かな自然と人の営みが生んだダイナミックな風景は、思わず写真に収めたくなること間違いなしです。

体験&歴史コーナー
さらに、金の延べ棒を持ち上げる体験ゾーンや佐渡金山&金貨の歴史を紹介してくれるコーナーもあり、大人から子どもまで楽しめるのも魅力のひとつ。



佐渡金山の公式HPはコチラ💁
オススメ絶景&名所② 北沢浮遊選鉱場跡地
佐渡島の観光地の中でもひときわ迫力ある姿を見せてくれるのが、「北沢浮遊選鉱場跡」です。巨大なコンクリートの建造物が立ち並び、まるでラピュタのようだと評されるこの場所は、かつて金や銀を精錬するために活躍した最先端の施設でした。

北沢浮遊選鉱場は、大正から昭和初期にかけて建設され、当時の最新技術である「浮遊選鉱法」によって鉱石を効率的に処理していました。
最盛期には東洋一の規模を誇り、1日あたり約5万トンもの鉱石を処理できたと言われています。
広大なコンクリートの壁や階段状に並ぶ建造物群は、当時の技術力の高さを今に伝える貴重な産業遺産です。
現在は稼働を終えて静かに佇んでいますが、年月を経て苔や草花がコンクリートに彩りを添え、廃墟と自然が融合した幻想的な景観をつくり出しています。特に夕暮れ時やライトアップの際には、歴史の重みと幻想的な雰囲気が相まって、訪れる人々を魅了します。

佐渡金山や道遊の割戸とあわせて見学することで、島全体の鉱山史のスケール感がさらに伝わってきます。写真映えするスポットとしても人気が高く、産業遺産に興味がある方はもちろん、佐渡旅行で非日常の風景を楽しみたい方におすすめの場所です。
オススメ絶景&名所③ 相川拘置支所
相川の町を歩いていると、ひっそりとした雰囲気の中に佇む「相川拘置支所」に出会います。
観光施設ではありませんが、佐渡の歴史を知る上で存在感のある建物です。

この拘置支所は、佐渡金山の繁栄とともに整備された司法施設の一つ。かつては鉱山で働く多くの人々が集まる町であったため、治安維持や司法機関の役割も重要でした。
その名残として現在も残る拘置支所は、時代を超えて法と秩序を支えてきた場所といえます。

外観は質実剛健な造りで、古い建物好きの方には歴史を感じさせる佇まいが魅力的。

周囲の町並みや金山関連施設を見学する際にあわせて目に留めると、相川がただの観光地ではなく、生活や司法が息づいていた町であったことを実感できます。
スタッフは常駐していませんが、セルフで内部を観光することは可能です。(無料で自由に観覧できます。車も1台だけであれば停められるスペースもあります)

内部は当時の様子がそのまま体感できる空間になっており、ノスタルジーを感じられます。

※正門は閉まっており入れませんが、右下の小扉の通用口は鍵が空いており、ここから中に開けて入れます。

歴史散策の途中に立ち寄ってみると、佐渡のもう一つの側面を垣間見ることができるでしょう。
オススメ絶景&名所④ 尖閣湾
佐渡を代表する景勝地のひとつで、尖閣湾揚島遊園(入園料が大人1人500円)の展望台から断崖絶壁の神秘的な光景を見ることができます。

日本海の荒波によって長い年月をかけて削られた断崖絶壁が連なり、青く澄んだ海とのコントラストが織りなす光景は、まさに絶景です。

特に印象的なのは、海に突き出すようにそびえる岩々のダイナミックさ。切り立った岩壁はまるで天然の要塞のようで、見る角度によって表情を変えます。

海面の透明度も高く、晴れた日には深いブルーとエメラルドグリーンが混ざり合った美しいグラデーションを楽しむことができます。
尖閣湾はかつて映画「君の名は」のロケ地にも選ばれた場所。昭和の映画黄金期を彩った舞台を実際に訪れると、どこか懐かしい雰囲気を感じられるはずです。
オススメ絶景&名所⑤ 背合のバス停
国道350号線の海沿いに見えてくる、白い建物が『背合バス停』です。
「恋するバス停」とも呼ばれており、まるで青春映画に出てきそうなシーンを切り取ることができます。

天気が良ければ背景に青い海と空が広がるので、魅力的なコントラストの写真が撮影できる佐渡で大人気なフォトスポットです。
オススメ絶景&名所⑥ 矢島経島のたらい舟
佐渡といえば、やっぱり外せないのが「たらい舟」。その代表的な体験スポットが、相川地区にある矢島経島(やじまけしま)です。
赤い太鼓橋で結ばれた大小の島々が美しく、日本海の青さと調和する景勝地として知られています。

ここで楽しめる「たらい舟体験」は、佐渡の伝統的な小舟に実際に乗り込み、地元のおかみさんが漕いでくれる特別なアクティビティ。(たらい舟の乗船料は大人1人あたり700円)

丸いたらいのような形の舟は最初こそ不安定に見えますが、乗ってみると意外に安定していて安心です。櫂を器用に操る姿に驚かされながら、海の上をゆったりと進む時間は、まさに佐渡ならではの体験といえるでしょう。
水面からは、透き通った海に揺れる海藻や魚の姿を間近に見ることができます。(この写真に写っているシマシマ模様の小魚はフグの赤ちゃんだそうです🐡)

また、矢島経島は風光明媚なスポットとしても人気。舟から眺める赤い太鼓橋や岩肌はどこか幻想的で、写真映えする景色が広がります。

佐渡に来たなら一度は体験してほしい「たらい舟」。矢島経島の美しい自然に包まれながら、伝統と遊び心が融合したひとときをぜひ楽しんでみてください。
オススメ絶景&名所⑦ 小木ダイビング
佐渡島の南端に位置する小木(おぎ)は、透明度の高い海と穏やかな入り江に恵まれたエリア。
ダイビングで知られる場所ですが、気軽に楽しめる海のアクティビティとしておすすめなのが小木ダイビングの「シーカヤック体験」です。(大人1人あたり7,700円)

小木の海は波が穏やかで、初心者でも安心して挑戦できるのが魅力。

インストラクターのレクチャーを受けてから海へ漕ぎ出すので、初めてでもすぐに楽しめます。

また、小木の入り江は岩場や入り組んだ海岸線が多く、カヌーならではの目線で探検気分を味わえるのも魅力。
特に“佐渡版青の洞窟”と呼ばれる琴浦洞窟は、本場イタリアの青の洞窟と同様に、天気の良い日に太陽が差すと海の色が美しい青色に光って見えます。
岩の間を抜けると、青く透き通る海水が差し込み、まるで海の中に吸い込まれていくような神秘的な光景に出会えます。ちょっとした冒険をしているような感覚になります。

参加したツアーの詳細はコチラ💁
オススメ絶景&名所⑧ 宿根木の三角家
佐渡島の南端、小木地区に位置する「宿根木(しゅくねぎ)」は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みが残る集落です。
かつて北前船の寄港地として栄え、船大工や商人たちが暮らしていました。今でもその歴史を物語る木造家屋が密集し、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

宿根木のシンボル的存在である「三角家」は、三角形の狭い土地に建てられたユニークな住居で、限られた土地を最大限に活かす工夫が見られます。

さらに周辺には、洋風建築の旧郵便局舎や公会堂跡もあり、海運で賑わった往時の面影を感じることができるでしょう。


佐渡を訪れるなら、宿根木は外せない歴史散策スポット。石畳の小径を歩きながら、時代を超えた旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
オススメ絶景&名所⑨ 万畳敷
佐渡島の南西部、海府海岸の一角に広がる「万畳敷(まんじょうじき)」は、まさに自然のスケールを感じられる絶景スポットです。名前の通り、畳を何万枚も敷き詰めたように見える広大な岩盤が海に面して広がり、荒々しい日本海の波に洗われています。
ここは長い年月をかけて波や風が海岸を削り、平らな岩場がむき出しになった場所。足元に広がる岩肌はゴツゴツとしながらも滑らかで、自然の造形美を楽しめます。打ち寄せる波しぶきと、水平線まで続く青い海とのコントラストは圧巻で、写真映え間違いなしです。

万畳敷は車でアクセスできるため、ドライブコースに組み込みやすいのも魅力。佐渡のダイナミックな海岸景観を体感したい方にはぜひおすすめしたい場所です。
オススメ絶景&名所⑩トキの森公園
佐渡島といえば「トキ」。そのシンボルともいえるスポットが「トキの森公園」です。ここでは国の特別天然記念物に指定されているトキを間近で観察でき、佐渡の自然保護の取り組みを学べる貴重な場所となっています。

園内には「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」があり、実際に生きているトキ飼育されている様子を間近で見ることができます。

白く優美な羽に、顔の赤い肌が特徴的。運が良ければ翼を広げて飛び立つ姿を観察でき、その大きさと美しさに圧倒されるでしょう。
また、資料展示館ではトキの歴史や絶滅の危機から復活に至るまでの物語を学ぶことができます。映像やパネル展示はわかりやすく、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
オススメの佐渡スイーツ&お土産
佐渡牛乳ソフトクリーム
佐渡の旅でぜひ立ち寄りたいスイーツスポットといえば、「佐渡牛乳のソフトクリーム」。新鮮な佐渡島の牛乳を贅沢に使ったこのソフトクリームは、口に含んだ瞬間からミルクのコクとやさしい甘さが広がり、思わず笑顔になる味わいです。

そんな佐渡牛乳ソフトを気軽に楽しめるのが、佐渡乳業本社脇にある「みるく・ぽっと」(無料駐車場が完備されてます)

トキのデザインのかわいらしい店舗で、観光客や地元の人たちでいつもにぎわっています。定番のミルクソフトはもちろん、季節限定のフレーバーも登場するので、訪れるたびに違った楽しみがあります。
佐渡バタークリームサンド
佐渡島の手作りバターを使用したバタークリームサンドクッキー。原料に使用されているバターは、厳選した生乳と佐渡ヶ島でとれる海洋深層水を100%使用した食塩を使って作られた佐渡バターを使用しています。
さっくりした食感のクッキーとしっとりした佐渡バタークリームの風味を味わえる一品です。(税込800円)

佐渡バターポテトチップ
大人気の佐渡バターと佐渡海洋深層水塩を使用。昔ながらの釜揚げ製法で、じっくり丁寧に揚げた、じゃがいも本来の風味が引き立つ素朴で懐かしい味わいです。
値段は少し高めですが、バターの風味が効いていてとても美味しいポテトチップスです。(税込460円)

この記事を書いた人
enomoto(39歳)
✓年に2〜3回のペースで海外旅行をする猫好きの中年サラリーマン
✓旅行前は旅行ガイドブックを2〜3冊は熟読してきっちり計画を立てます。
✓アジア各国を中心に15カ国を旅しました。
✓掲載している写真は全て自分で撮影した写真です。
✓国内旅行も好きで45都道府県を訪れてます。(宮崎・大分が未訪問)

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